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任意整理を実行する前に覚えておくべきこととは

質問 就職のために田舎から大都市横浜に出てきて、周りに友達もいなくてしばらくは寂しい生活を送っていました。
最初の頃は仕事に慣れるだけで大変で、半年以上も職場とアパートの往復だけで、せっかく都会に出てきたのに娯楽とは完全にかけ離れていました。
しかし、ある日同じ会社の他の部署に配属になっていた同期から、今後同期の飲み会があるから参加して欲しいと誘われて、思い切って参加してみると、楽し過ぎてその後も積極的に飲み会に行くようになりました。
すると、会社では厳しい先輩たちも飲みの席ではフレンドリーに対応してくれることが分かり、そこで自分からコミュニケーションをとるようにすると、職場でも自然に自分から発言できるようになっていき、仕事が楽しくなりました。
ここまでは良いことばかりだったのですが、さすがに安月給で月に何度も飲み会に参加していると給料だけではやり繰りがなくなりなり、消費者金融のカードローンに手を出してしまいました。
最初は限度額が低かったこともあり何とかなっていましたが、利用しているとどんどん借入できる額が増えていき、結局50万円の限度額まで借入をしてしまいました。さらにクレジットカードのキャッシングにも手を出してしまい、全てのカードを限度額まで借入してしまってもう返済もできない状況に陥ってしまいました。
こうなると仕事どころでなくなり、一日中借金のことで頭が一杯になり、ミスを連発して先日上司に呼ばれてもう隠し通せないと思い、借金をしていることを打ち明けました。そのときは会社を解雇されることを覚悟していましたが、こんなことで会社をクビになるようなことはないから早めに正常に仕事ができるように対処した方が良いと言われて、任意整理をすすめてもらいました。
相談するところがないなら弁護士事務所も紹介してくれるということで、上司には本当に感謝しています。上司に言われた通りに任意整理をしようと思うのですが、その前に覚えておいた方が良いことがあれば教えて欲しいので、どうぞよろしくお願いいたします。

yajirusi

A

任意整理をしても借金がなくなるわけではありません

任意整理とは、自己破産などのように裁判所を通すのではなく、弁護士や司法書士などの専門家が貸金業者などの債権者と交渉をして借金の返済が可能になるように、返済期間や金額などを決める債務整理の方法です。
任意整理と呼ばれるのは、債権者と話し合って任意で決め事をするところからきているため、確実に債権者と折り合いをつけられるわけではことは認識しておく必要があります。さらに、債権者との話し合いが上手くいったとしても、借金の額が大幅に減ることはないので、その点もきちんと理解したうえで任意整理に踏み切らなくてはいけません。
例えば100万円ある借金が50万円にまで減額されることはなく、任意整理で少なくなる分は利息分のみというのが大半のケースです。話し合いによって返済期間を延長してもらい、毎月の返済額を減らすことで借金を完済するのが目的なので、任意整理をしても借金がなくなるわけではないことは覚えておかなくてはいけないのです。
任意整理は債務者自身で債権者と交渉することも可能ですが、現実には弁護士などの専門家に依頼することになる場合がほとんどです。貸金業者からすれば利息を減らすなどの不利な条件を飲まなければいけなくなるため、素人が簡単に借金の返済を何とかしてくださいと頼み込んでも、簡単にそれに応じてくれることはないと思った方が良いです。
その点、任意整理の交渉に慣れている弁護士に代行してもらえれば、債務者としても安心感がありますし、貸金業者も変に抵抗するよりも話し合いで折り合いをつけた方が良いと考えて、スムーズに話がまとまります。
ただし、専門家にお願いすれば確実に任意整理が成功するとは限りません。借金の額が大き過ぎて短期間で完済することが難しい場合などは、交渉に応じてもらえない場合もあることも認識しておかなくてはいけません。
この点は任意整理に慣れている弁護士などを利用すれば、相談した段階で他の方法を模索してくれるので、相談先は慎重に選んでください。
任意整理は、数ある債務整理の中でも最も選ばれている方法です。それは任意整理をする借金の額は数十万〜500万円が適していると言われているからです。すなわちこれ以上の借金がある場合は他の方法を考えた方が良い判断基準になるということです。
任意整理を開始すれば、弁護士などから受任通知が貸金業者に送られます。その瞬間から債務者への取り立てや催促をストップさせることができます。債権者からの取り立てに悩んでいる人にとっては、このことは大きな安心につながります。

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