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Q

債務整理の履歴はいつ消えるの?

質問 私は以前借金に苦しんだ挙句債務整理をした経験があり、そのせいでクレジットカードも持てなくなりローンも組めなくなりました。もちろん、以前利用していたカードローンなども利用できず、借金は一切できない状況です。
こうなることは債務整理をするときに覚悟していて、そもそもお金を借り過ぎてそうなったので、二度と借金をするつもりもありませんでしたし、今の生活に特に不自由も感じていませんでした。
前にしていた借金はすでに完済し、横浜市内の中堅企業で正社員として働いていて、クレジットカードが使えなくなってからデビットカードを作ったので、現金を持ち歩かなくても良いので何の問題もありません。
しかし、こんな私にも昨年彼女ができて、先日ちょうど付き合ってから1年目を迎え、そのときに彼女の方から結婚の話が出ました。私の気持ちは彼女と結婚すると決めていましたが、まだプロポーズするには早いのでは?と考えていたのでかなり動揺してしまいました。
彼女は私が過去に債務整理をしたことを知っているので、そのことに関して問題はないです。しかし、これからの結婚生活のことを真剣に考えてみたときに、いずれはマイホーム購入の話も出ると思うし、子どもができた後にいろいろなことで債務整理による障害があるのでは?などと考えてしまいます。
聞きたいことは、ブラックリストについてです。債務整理をすればブラックリストに載ってしばらく記録が残るのでクレジットカードも使えなければ借金もできないと聞いたのですが、債務整理の履歴はいつまで残るのでしょうか?
ブラックリストについてもそれが何かをよく理解していなので、分かりやすく説明してもらえるとありがたいです。

yajirusi

A

債務整理の履歴は5〜10年程度残ります

債務整理をすると確かに住宅ローンなどの審査にもパスできなくなりクレジットカードも使用できなくなり、金融機関などからお金を借りることもできなくなってしまいます。しかし、債務整理の履歴が戸籍や住民票に載ることはないので、これからお子さんが生まれて小学校や中学校に入学したり結婚したり就職したりするときに、それが障害になることはまずありません。
ただし、債務整理をした経験があることを他の人に知られれば、人によってはそのことを良く思わなかったり、そのせいで信用を失ったりすることもあるので、自分からそのことを伝えることはしない方が賢明です。
ブラックリストに載るとよく言いますが、それは信用情報機関に自己履歴が残ることを意味しています。自己履歴は最低でも5年、長ければ10年程度消えません。債務整理にも、任意整理、個人再生、自己破産と種類があり、どの方法を選択するかによって自己履歴が残る期間が異なります。一概には言えませんが、自己破産した場合は10年程度しないと履歴は消去されないと思っておいた方が良いです。
個人信用情報機関は、クレジットカードやローンなどの申し込み履歴や契約情報、借り入れ、返済などの情報を管理している機関です。もちろん、個人の名前、住所、勤務先なども把握しています。
金融機関や貸金業などは、個人情報機関に加盟することにより、利用者の個人情報を確認できる仕組みとなっています。ローンの申し込みをする場合もクレジットカードを申し込む場合も、必ず個人情報を確認して審査の結果を出しているため、信用情報機関にマイナスの記録がある場合は、審査に通りにくくなってしまいます。
債務整理をした記録ももちろん記録されているので、その場合はいずれの審査にも無条件でパスできなくなってしまうのです。金融機関などは、信用情報機関があるおかげで、申し込みの結果をスムーズに伝えられることになっています。
信用情報機関は1つではありません。日本には株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)の3つの期間が存在しています。
株式会社シー・アイ・シーは、主に消費者金融会社、信販会社、クレジット会社が加盟しています。株式会社日本信用情報機構は、金融機関と消費者金融が加盟している、貸金業法に基づく指定信用情報機関です。全国銀行個人信用情報センターは、その名の通りに銀行や信用金庫などの金融機関が加盟しており、一般社団法人全国銀行協会によって運営されています。ちなみに、この中で割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けているのは株式会社シー・アイ・シーのみです。
信用情報機関の記録は削除できないの?と思う方もおられるかもしれませんが、そこに記録された情報が間違いでない限り、削除や訂正をすることできません。誰かが何とかして欲しいと情報機関に訴えても、債務整理した事実をなかったことにはできないようになっています。あくまでも一定の決められた期間が過ぎないと、そこから情報がなくなることはないのです。

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