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過払い金の返還請求で大金が戻ってくる仕組みとは

質問 以前からテレビCMなどで過払い金という言葉を聞いて気にはなっていたのですが、今は特にお金に困っているわけではなくすでに完済していたので、私には関係ないことだと思い放置してきました。
そもそもなぜ消費者金融会社などからお金を借りていたのにお金が戻ってくるのか意味も分からないので、これまで行動に移そうと考えたこともありませんでした。
しかし、先日妻と一緒に音楽番組を観ている途中で過払い金のCMが映って、そこで私くらいの年齢のおじさんが昔数万円程度の借入を何年か繰り返していただけなのに何十万円のお金が戻ってきたと話していました。
そのとき何気なく妻に私にも同じような経験があることを告げると、どうしてもっと早くそのことを私に伝えなかったのと怒られるような形になり、すぐに弁護士事務所に相談に行くように言われました。
最初は妻に内緒で消費者金融からお金を借りていたことに腹を立てたのかと思いましたが、実は妻の友達も少し前に過払い金を取り戻したそうで、その人も私のように今は完済しているけど数年前までは消費者金融で借金をしていて、額はそれほど大きくなかったけど、借入している年数が長かったからかなりの額が戻ってきたとのことでした。
妻にどうして過払い金が戻ってくるのか尋ねましたが、話を聞いたけどよく仕組みが分からなかったとのことでした。
妻に言われた通りに弁護士事務所には行こうと思うのですが、その前に過払い金が戻ってくる仕組みについて知りたいのでご回答くださいますよう、どうぞよろしくお願いします。それと、過払い金返還請求をするとお金が戻ってくるという大きなメリットはありますが、デメリットがないかについても教えてください。

yajirusi

A

過払い金の返還請求では払い過ぎた利息が戻ってきます

過払い金というのは、消費者金融会社などの貸金業者に対して払い過ぎていた利息のことで、過払い金返還請求をすることで、それが取り戻せるという仕組みになっています。
正確には、過払い金は利息制限法で定められた上限金利を超えて払いすぎていた利息のことで、このような利息は「グレー金利」とも呼ばれています。
出資法で定められた上限金利である年29.2%と、利息制限法で定められた上限金利である年20.0%の間の金利がグレー金利です。
改正貸金業法が完全施行される2010年6月までの出資法では、上限金利が29.2%に設定されており、利息制限法の上限である20%を超えても刑事罰は課されませんでした。
グレー金利は、2010年6月18日には出資法の上限金利が引き下げられてなくなったことから、それより後にしたキャッシング取引は過払い金の対象外です。
出資法が改正されても、2010年6月17日以前のグレーゾーン金利は支払ったままになっているため、過払い金返還請求をすることで払い過ぎた利息を取り戻せるという仕組みとなっているのです。ちなみに、貸金業者が過去に過払い金があることを認識していても、請求しないと自発的に返金してくれるわけではありません。
つまり、過払い金が戻ってくる可能性のあるのは、2010年6月17日以前に貸金業者から借入をした人に限られます。もしそれ以降に借入していた場合は、弁護士事務所に相談に行っても過払い金を取り戻すことはできないので、この点は事前に確認しておきましょう。
加えて、過払い金には時効があり、それは最後に返済した日から10年と決められています。したがって、2010年6月17日以前に多額の借入をしていても、すでに完済から10年以上経過している場合は、過払い金を取り戻すことはできません。
今回は数年前に完済したということなので、借入を開始した日だけを確認すればよいです。いつから借入したのか分からない場合でも、弁護士事務所に相談に行けば調べてもらうことが可能です。
ただし、その場合は費用がかかることもあるので、相談に行く弁護士事務所を選ぶときには、相談料や調査料が無料かどうかを事前に確認した方がよいと思います。
過払い金返還請求をするデメリットには、弁護士などの専門家に依頼すると費用がかかることが挙げられます。今では弁護士事務所で相談料や着手金を無料に設定しているところが多数ありますが、当然のことながら過払い金を取り戻せることになればそれなりの報酬は支払わなくてはいけません。
しかし、報酬を支払うのがもったいないということで自分が貸金業者と交渉しても、高い確率で発生している過払い金の満額を取り戻すことはできないので、手続きは専門家に依頼した方がよいです。過払い金の返還請求は素人が簡単にできる手続きではありません。
過払い金返還請求をすると、相手にもよりますが借入ができなくなることもデメリットとして挙げられます。もちろん、二度と借金をする気がないならデメリットにはなりません。
すでに完済しているなら問題ないですが、借入中に過払い金返還請求をすると、個人信用情報に事故情報として掲載されることがある点も、デメリットの一つです。

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