自己破産するとクレジットカードは二度と使えなくなるの?|横浜の自己破産ならお任せ下さい。

横浜SIA法律事務所
無料メール相談はこちら

faq

Q

自己破産するとクレジットカードは二度と使えなくなるの?

質問 クレジットカードは大学生のときに初めて作り、そのときは作成すれば無条件でポイントがもらえたので、それが欲しくて合計で3枚のカードを所有することになりました。しかし、社会人になるまでは買い物でカードを利用したことはほぼありませんでした。
その後社会人になるとクレジットカードの便利さを知り、さらに普通に買い物するときには付与されないお得なポイントももらえることも分かり、積極的にカードを利用するようになりました。
私だけではないと思うのですが、カードを利用すると現金払いのときよりもついついたくさん買い物をしてしまい、それでもポイントがどんどん貯まるのでお得感があって喜んでいました。
ただしそのような状態は長くは続かず、だんだん毎月の返済が苦しくなってきて、キャッシング機能を利用して現金を引き出し、それを他のカードの買い物の支払いに充てるという悪循環にはまっていきました。
そのような状況がしばらく続くとついにはキャッシングの返済もできなくなり、先日初めて返済ができなくなってしまいました。
一応親にも借金のことを話してお金を借りようとしましたが、何とかしてあげたけど自分たちにも余裕がないと言われてしまい、自己破産することを考えています。
自分なりにいろいろ調べて任意整理という方法も考えたのですが、借金の額が多過ぎてもし任意整理ができたとしても返済地獄が継続することになるので、借金を0にできる自己破産の方がよいと思いました。
聞きたいことは、やはり自己破産をすると今までのようにクレジットカードは使用できなるの?ということと、使えなくなるとしていつかはまたカードを使用できる日がくるの?ということです。
再び使用できるようになるならそれはいつで、カードを作るときにはどうすればよいのか、作るときの注意点などがあればそれも併せて教えて欲しいです。

yajirusi

A

自己破産すると5〜10年はクレジットカードを作れません

自己破産をしても二度とクレジットカードを使用できなくなるようなことはありませんが、自己破産したという事故情報が残る5〜10年間はカードを作成することはできなくなってしまいます。
自己破産をした際に使用していたり所有していたりしていたクレジットカードに関しては、自己破産をした瞬間から利用できなくなってしまいます。保有していた全てのクレジットカードは強制解約となるため、貯まっていたポイント全部が失効するので、それが嫌なら自己破産をする前にポイントを利用しておきましょう。
自己破産をするときにはほとんどの方が弁護士に手続きを依頼し、依頼を受けた弁護士が債権者であるカード会社に受任通知を送付します。タイミングとしてはその通知をカード会社が受け取ると強制解約となりカードが利用できなくなります。
自己破産をすると配偶者のクレジットカードも利用できなくなるのは?という不安を持つ方も多いようですが、信用情報は個人単位で管理されているため、配偶者には影響ありません。
自己破産をした情報は、クレジットカードやローンの返済状況を記録している信用情報機関に記録されます。信用情報機関は「CIC」「JICC」「KSC」の3社があって、各社ごとに自己破産の情報が記録される期間が異なります。
情報は随時変更される可能性がありますが、目安としてはCICとJICCは5年、KSCは10年間情報が記録されると言われています。
信用情報機関に自己破産などの事故情報が記録されている状態を、ブラックリストに載っていると言います。ブラックリストにある状態ではクレジットカードの作成もローンを組むこともできません。また、この3社はネットワークでつながっていて、常に情報を共有しているため、10年間は新しくクレジットカードを作成できないと考えた方がよいです。
自己破産をして10年以上経過すれば、カードを作成できる可能性は高いですが、心配であれば事前に信用情報機関に登録されている個人の信用情報を開示請求によって確認することも可能となっています。500〜1,000円程度の手数料はかかりますが、ネット上や郵送、開示センター窓口などで開示請求ができます。
自己破産をしてどうしてのカードを利用したいなら、クレジットカードの利用はできませんが、デビットカードやプリペイドカードなら作成していつでも使用することができます。
デビットカードは即時払い式で、決済と同時に登録先の銀行口座から代金が引き落とされる仕組みになっています。プリペイドカードは前払い式で、事前にチャージした金額内での支払いができることから、カードの発行側からするとリスクがないため審査も不要となっています。
カードの種類によっても異なりますが、ポイントが貯まるカードも多いため、便利な後払いはできませんが、ポイントをお得に貯めたいという目的は果たすことができます。

PageTop

横浜SIA法律事務所