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債務整理をしないで借金を返すにはどうしたらよいですか?

質問 社会人になってからクレジットカードを利用するようになり、これまでもカードのキャッシングを利用して借金をしていたことはありました。しかし、クレジットカードの利用に関しては、買い物分も含めて返済に困ったことはありませんでした。
約2年前に、前から気になっていた大学時代からの友人に思い切って告白したら付き合ってもらえることになり、それが嬉し過ぎて事あるごとにプレゼントなどもして貢いでいると、クレジットカード枠だけではお金が足りなくなって消費者金融のカードローンに手を出してしまいました。
それでも最初のうちは借入枠も少なかったこともあり何とか返済はできていたのでうすが、借入枠が増え調子にのってギリギリまで借りていると、返済が本当にきつくなってきました。
クレジットカードの支払いもたくさんあって、これまではリボ払いなども利用して何とか耐えてきましたが、もう限界を迎えそうです。少し前からは債務整理という文字が頭を過っているのですが、どのような状況になればそれに踏み切った方がよいですか?
このままでは彼女にプロポーズもできませんし、何とか債務整理をしないで借金を返せればよいのですが、そのためにはどうしたらよいか教えてください。
yajirusi
A

固定費などの出費を見直すことも大事です

まず、借金の返済が滞ってしまうと、債権者から一括返済を求められる恐れもあり、他の借入にも影響が及ぶことにもなってしまうので、債務整理を考えるべきタイミングと言えます。
借金を返済するお金をどうしても工面できないなら、逃げ回っていないで債務整理をして早めにリスタートした方がよいかもしれません。
他にも、10年以上前に借りた借金を返済し続けていて、借金返済のために他からお金を借りている、3社以上からの借入があるような方は、債務整理をするタイミングだと考えられます。
まだ返済を滞ったことがないのであれば、おまとめローンで借金を一本化するという方法も選択できる可能性もあります。
これは、多重債務者に向けて銀行や消費者金融などが取り扱っているローン商品で、最初に金融機関が借入先に一括返済して融資してくれるので、その後は借入先を1つにすることができます。
借金を一本化することができれば、金利が下がり利息を減らすことができる可能性が高いです。また、支払い日も統一されるため、返済の管理もしやすくなります。
おまとめローンを利用すればブラックリストに載るのでは?と心配される方も多いようですが、その心配はないので安心です。
頼れる親族がいるなら、おまとめローンを利用するよりも金銭的援助を受けてまずは借金を返済するのもおすすめの方法です。完璧な援助をしてもらえないとしても、親族からお金を借りることができれば、利息分を丸々なくすることも可能になります。
返済にも融通を利かせてもらえるので、気持ち的もかなり楽になると思います。それができれば、あとはこれまでの生活をしっかり見直ししてみて、固定費や嗜好品の出費を抑えてみましょう。
固定費には、家賃、公共料金、通信費、保険料などがあり、子供がいれば教育費などもそこに含まれます。親から援助を受けられて、実家に近くにあるなら、実家に戻るだけでも最も大きな固定費となる家賃を排除できます。
家賃の負担をなくすだけで、かなり出費を抑えられることになるので、短期間で返済しやすくなります。実家が近くにない場合は、引越しするのもおすすめです。引越しにはお金がかかりますが、敷金や礼金などが無料の物件も探せばたくさん見つかります。
毎月の保険料が多い方は、保険を見直すこともおすすめですが、保険会社の契約者貸付を利用するのも借金を返済するための1つの方法です。契約者貸付は金融機関などからの借入と違い審査なしで借りることができますし、返済できなかったとしても督促を受けることもありません。
まだ若い方なら、一度保険を解約して新しい保険に入り直すのも借金を早めに返済するにはよい方法だと思います。
借金を早めに返済したいなら、副業をするという選択肢もあります。公務員など副業が禁止されている場合は別として、今では副業を容認している会社も増えているので、期間を決めて借金返済のために頑張ってみてもよいと思います。
仕事が忙しくて副業をする時間がないという方は、土日のみ勤務できる職場を探すとか、インターネットでできる在宅ワークも今では容易に見つけることができるようになっています。もちろん、本業で残業を増やすことができるなら、わざわざ副業をする必要はありません。
住宅ローンを利用しているという方には、住宅ローンの借り換えをするという選択肢もあります。現在借りている住宅ローンよりも低金利のものに借り換えできれば、月々の返済額を減らせたり、返済期間を短縮できたりします。
また、現在変動金利で住宅ローンを借りている方は、長期固定金利の商品に借り換えすることにより、将来の金利の上昇のリスクを回避できます。
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